8月29日から9月1日まで、2020東京パラリンピックにむけての強化を目的に車いすバスケットボール男子4ヵ国対抗戦「三菱電機 WORLD CHALLENG CUPO 2019」が、本番会場となる東京都調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザで開催される。
初日の29日は、日本と韓国の開幕戦の前に女子日本代表と女子オーストラリア代表とのエキシビジョンマッチが行われた。第1ピリオド15-16、第2ピリオド18-8と、前半を33-24とリードして折り返した女子日本代表だったが、第3ピリオド6-24、第4ピリオド17-19とオーストラリアに逆転され56-67で試合を終えた。
試合後、キャプテンの藤井郁美は「いい経験でおわるのではなく(残り3試合)、しっかり結果を残していきたい。私たちの持ち味である切り替えの早いバスケットを皆さんに見ていただきたい」と語った。
男子日本代表は、韓国代表を相手に序盤からベテラン藤本怜央をはじめ、村上直広ら若手選手が活躍。攻守の早い切り替えで試合をリードし65-42と初戦を勝利で終えた。
試合後、及川晋平ヘッドコーチは「早いトラディション(攻守の切り替え)で行くというか、今日はディフェンスの部分に力を入れた。全員がディフェンスが良く出来ていた。僕らが一番大切にしているのはディフェンスからオフェンスへの切り替えなので、しっかり守って、リバウンドを取ってそこから攻撃へ行く流れが今日は出来ていたと思います。最後に赤石君がショットを決めてくれたのも良かったし、思い描いていた形が出来た。明日のオーストラリア(世界3位)戦は今まで思っている物を全部出し、勝利をもぎ取れるよう、本当にいい試合にしなければならないと思っています」と試合後に取材陣に語った。
初日のもう一試合、男子のオーストラリア代表とイラン代表の試合は、62対75でイラン代表が勝利した。
(編集・校正 佐々木延江、望月芳子)