「パラフォト展・パラスポーツ写交流 in 横浜中華街」での展示作品。
地域市民のパラスポーツへの関心を高める目的で、横浜市主催の「PhotoYOKOHAMA」に参加し、パラリンピック報道写真展を開催している。
今年3月は見えない人とも楽しむ「イマジネーションで見る写真」をテーマに、視覚障害の競技を意識したアテネ(2004)、ロンドン(2012)、20リオ(2016)など最近のパラリンピックの写真の他、2018年平昌冬季パラリンピック、地元横浜での横浜パラトライアスロン、アジア大会(ジャカルタ)で配信した写真の中から展示した。
盲目の写真家ジョアン・マイヤー氏の写真を含むパラリンピックをモチーフとする13人のプロカメラマンとフォトジャーナリストにより撮影されたものをセレクトした。
※このページの下部に報告書等添付しています。
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PHOTO:João Maia/ジョアン・マイヤー TEAM:Brazil national Youth team 説明:Legenda – Uniao Modalidade futebol de 5 Ca tegan 2017 サンパウロ2017 2017 Youth Parapan American Gamesで、5人制サッカーの試合での一こま。 撮影日:2017年3月25日
PHOTO:Manto Nakamura/中村 Manto 真人 ATHLETE:Misato Michishita/道下美里 Photo-2)説明:リオパラリンピック金メダル、ブラインドマラソンの世界記録保持者・道下美里。サングラスに映し出された長い道。道下の前には誰も走者がなく、開放的な景色を見ているような彼女の笑顔が光っている。 彼女の無駄のない褐色の走るフォルムの美しさに見とれて・・ 撮影日:2016年9月18日
PHOTO:Genki Yamashita/山下元気 ATHLETE:Junko Hirose/広瀬順子 説明:Photo-4)準決勝で対戦相手、Lucia da Silva Teixeira Araujo (ブラジル)に敗れ、銅メダル。 大会:リオパラリンピック 撮影日:2016年9月9日
リオパラリンピック閉会式/フラッグハンドオーバーセレモニーに出演したダンサー。いろんな障害のダンサーが一つのパフォーマンスを演じた。 撮影日:2016年9月18日 写真・中村 Manto 真人
PHOTO:Genki Yamashita/山下元気 説明:Photo-2)クロージングセレモニーを待つマラカナンスタジアム周辺でパラリンピック最後の日を楽しむ人々。 大会:リオパラリンピック 撮影日:2016年9月18日
PHOTO:Genki Yamashita/山下元気 説明:Photo-3)パラリンピックの街、コパカバーナの夜。ひっそりと光る貧困層居住区ファベーラの灯。 大会:リオパラリンピック 撮影日:2016年9月
PHOTO:Tadashi Mori/森正 VENU:ロンドン オリンピックパーク 撮影:2012年9月
自転車トラック、ロンドン2012, イギリス選手、タンデム、写真・安藤りさと
PHOTO:Risato Ando/安藤理智 ATHLETE:Tatsuyuki Oshiro/大城竜之、Pilot Yasufumi Ito/パイロット伊藤保文 大会:ロンドンパラリンピック 説明:自転車男子タンデム(視覚障害)スプリント、3位決定戦でスペインに敗れる。 撮影:2012年9月
PHOTO:Risato Ando/安藤理智 大会:ロンドンパラリンピック 説明:自転車男子タンデム(視覚障害)優勝したイギリスチームが地元観客の声援に応える。 撮影:2012年9月
PHOTO:Risato Ando/安藤理智 ATHLETE:Shizuka Hangai/半谷静香 大会:ロンドンパラリンピック 説明:視覚障害柔道 撮影:2012年9月
PHOTO:Kazuhiko Morita/森田和彦 ATHLETE:Junichi Kawai/河合純一 説明:2004年9月26日、アテネパラリンピック50メートル自由形S11でついに金メダルを獲得。タイムは26秒64で世界記録を更新した。
PHOTO:Isao Horikiri/堀切功 ATHLETE:Miroslav HARAUS/Guide:Maros HUDIK(スロヴァキア) 説明:アルペンスキー2018平昌パラリンピック、視覚障害クラス
PHOTO:Genki Yamashita/山下元気 村岡桃佳の金メダル 撮影:2018年3月16日 大会:平昌パラリンピック
アルペンスキー, 平昌2018, 村岡桃佳の金メダルを喜ぶ日本選手団、写真・佐々木延江
PHOTO:Yuri Maruyama/丸山裕理 ATHLETE:Daichi Oguri/小栗大地 撮影:2018年2月19日 会場: 長野県白馬村 パラスノーボード国内合宿
PHOTO:Yuri Maruyama/丸山裕理 ATHLETE:Daichi Oguri/小栗大地 撮影:2018年2月19日 会場: 長野県白馬村 パラスノーボード国内合宿
PHOTO:Maiko Kuge/久下真以子 ATHLETE:Chiaki Takada/高田千明 Photo-2):TITLE:表彰式後、駆け寄る息子抱き合う高田千明 説明:アジアパラ競技大会、走り幅跳び(視覚障害クラス)で銀メダルを獲得した高田千明。表彰式後、スタンドのそばで息子と抱き合っている瞬間を撮影。 写真いっぱいに高田選手の表情と息子の頭が写っているが、写真の端には大会マスコットキャラクターやスマホが見切れている。 高田選手を取り囲むマスコミを「僕も!僕も!」とかき分けてきた息子に、思わず笑みが弾けた一枚。 撮影:2018年10月12日 大会:インドネシア2018アジアパラ競技大会
PHOTO:Maiko Kuge/久下真以子 ATHLETE:Chiaki Takada/高田千明 Photo-1):TITLE:コーラーとの二人三脚、走り幅跳び・視覚障害クラス 説明:走り幅跳び(視覚障害クラス)日本代表の高田千明選手と、声と手拍子で誘導するコーラー(caller)の大森さん。助走前の瞬間。写真いっぱいに2人が向かい合って手を握りあう姿を写しており、背景には競技場のスタンドをぼかした。 助走前は、大森さんが高田選手の手をとって走っていく体の向きを調整する。視覚障害クラスは見え方を統一するためにアイマスクをつけて行うため、高田選手にとっては大森さんのこの作業が生命線ともなる。 大観衆の中、2人の間に流れた静寂の瞬間を切り取った一枚。 撮影:2018年10月12日 大会:インドネシア2018アジアパラ競技大会
PHOTO:Yoshiharu Uehara/植原義晴 説明:全盲のチェスプレーヤー。指で駒の配置を確認し指していきます。 インドネシアで盛んなチェス。会場に設置されたモニターをじっくりと観ていました。 大会:インドネシア2018アジアパラ競技大会 撮影:2018年10月
PHOTO:Nobue Sasaki/佐々木延江 Photo-2):水泳400メートルリレー、1位の中国選手に声をかけられて記念写真を撮って欲しいと。ジャカルタの練習プールで私はほとんどチームカメラマンだった。 撮影:2018年10月8日 大会:インドネシア2018アジアパラ競技大会
PHOTO:Nobue Sasaki/佐々木延江 Photo-3):村岡桃佳の金メダルを祝うため、メダルプラザのファミリーゾーンに集まった日本選手団アルペンスキーチーム 撮影:2018年3月16日 大会:平昌パラリンピック
PHOTO:Naoto Yoshida/吉田直人 ATHLETE:EIKO Kakehata/欠端瑛子 Photo-2)ゴールボール男子 2012年のロンドンパラリンピック、2018年のアジアパラを制覇するなど実績豊富なゴールボール女子日本代表。メンバーの一人が欠端瑛子だ。ボーリングのように直進してボールを放つのがオーソドックススタイルだが、彼女の武器は体をローリングさせて投げる回転投げ。音声情報が勝敗を左右するゴールボールにおいて、回転投げは床を舐めるように球を放つため、接地音が小さくなり相手の守備を撹乱する。2018年11月の日本選手権。今まさに回転を開始せんとする欠端の投球モーションを捉えた。 撮影:2019年1月14日 大会:2019ゴールボールジャパンメンズオープン 会場:佐倉市民体育館
PHOTO:Kazuyuki Ogawa/小川和行 説明:ガイドが方向を指示し、投擲の構えに入る。健常の円盤投げと同じように回転投げで勢いよく円盤を投げる。ゲージを抜けて、円盤は放物線の軌道を描く。 目を瞑ってその場で回転してみてください。思った通りの方向を向いてますか? 大会:インドネシア2018アジアパラ競技大会 撮影:2018年10月
PHOTO:Yuri Maruyama/丸山裕理 ATHLETE:Daichi Oguri/小栗大地 「スノーボードの醍醐味とも言える大雪原のパノラマ。白馬のゲレンデには、平昌パラリンピックを間近に控えた日本代表・小栗大地の姿があった。目を奪われるのは、勢いよく滑降する姿だけではない。「初めて見る人に義足のかっこよさを知ってもらいたくて」。小栗のウェアは大胆にも右膝下がカットされ、義足が露わになっている。種目やコンディションによって関節部のパーツを使い分けるのがこだわりだ。真っ白なゲレンデにギラリと光る鉄骨の足。「かっこいい」。思わずシャッターを切った。 撮影:2018年2月19日 会場: 長野県白馬村 パラスノーボード国内合宿
PHOTO:Nobue Sasaki/佐々木延江 ATHLETE:Kotaro Ogiwara, Kota Kubota, Takuto Yamada, Daiki Kubo/荻原虎太郎、窪田幸太、山田拓朗、久保大樹 Photo-1):400メートルリレーに4人で臨み、4分7秒18で1着になったが、スイムアップ時の違反を指摘され一旦失格とされ、その後の判定で該当行為が中国選手であることが確認された。このレースは韓国と北朝鮮の合同チーム「コリア」での出場レースであったこともあり世界のメディアに注目されながら、騒動のため表彰式は翌日に延期された。そんなこんなの1日を終えたいつもの練習プールの片隅。日本チーム専用のビニールプールでくつろぐ金メダルチーム。 撮影:2018年10月8日 大会:インドネシア2018アジアパラ競技大会
PHOTO:Naoto Yoshida/吉田直人 ATHLETE:Kotoda Tomonar//黒田智成 Photo-3)ブラサカゴール前 ブラインドサッカーのJリーグにあたる国内地域リーグ上位7チームに加えて、韓国からもチームを招き行われた『KPMGカップクラブチーム選手権2019』。決勝でぶつかったのは関東1位のたまハッサーズと同3位のアヴァンツァーレつくば。ハッサーズのエースにして日本代表のストライカーでもある黒田智成が相手ゴールに襲いかかる。マークをかいくぐって倒れながらシュートを放った。揃って振り返るアヴァンツァーレのディフェンス。ゴール右隅に飛ぶキーパー。ボールの行方は……惜しくも枠の外に逸れた。 撮影:2019年2月10日 大会:KPMGカップ ブラインドサッカークラブチーム選手権2019 会場:富士通スタジアム川崎
PHOTO:Naoto Yoshida/吉田直人 ATHLETE:Ryo Kawamura//川村怜 Photo-4)ブラサカシュート ブラインドサッカーのJリーグにあたる国内地域リーグ上位7チームに加えて、韓国からもチームを招き行われた『KPMGカップクラブチーム選手権2019』。注目選手は日本代表キャプテンの川村怜。巧みなボールコントロールとボディバランスで代表でもエースナンバー10番を背負う。当然、厳しいマークを受け、時に倒される。視覚情報がない中、さらに3人がかり、4人がかりで立ちはだかる相手ディフェンダー。思うように攻めることができない。その中でも、川村は冷静にシュートコースを探索していた。一瞬の隙を付き、右足を振り上げた。放たれたボールの行方は……。 撮影:2019年2月10日 大会:KPMGカップ ブラインドサッカークラブチーム選手権2019 会場:富士通スタジアム川崎
PHOTO:Genki Yamashita/山下元気 ATHLETE:Veronica Yoko Plebani/ベロニカ ヨーコ・プレバーニ (イタリア) Photo-1)説明:2018年5月12日 横浜パラトライアスロンでPT2のベロニカ ヨーコ・プレバーニのフィニッシュシーン。一足先にフィニッシュして待っていた友達のラケル・マテオ ウリアルテ(スペイン)とプレパーニの大きな花束を大事にうけとるような優しい抱擁の瞬間。 撮影日:2018年5月12日
<報告書(PDF)>
・説明スライド
https://documentcloud.adobe.com/link/track?uri=urn%3Aaaid%3Ascds%3AUS%3A0d21993e-27cf-4cb2-a1a8-ec6fcf761ecd
・報告書
https://documentcloud.adobe.com/link/track?uri=urn%3Aaaid%3Ascds%3AUS%3Abe47ff7f-8fa0-47cc-a0cc-6abb4e228661
・告知ページ
http://www.paraphoto.org/?p=20140
Author: 佐々木 延江
横浜生まれ。国際障害者スポーツ写真連絡協議会パラフォト代表。パラスポーツを伝えるファンのメディアを作ろうと、2000年シドニー大会から夏・冬のパラリンピックをNPOメディアのチームで取材配信。パラアスリートの感性や現地観戦・交流によるインスピレーションでパラスポーツの街づくりが進むことを願っている。