関連カテゴリ: Tokyo 2020, イベント, 地域, 東京パラムーブメント — 公開: 2019年6月2日 at 3:30 PM — 更新: 2021年11月26日 at 6:51 PM

みんなちがって、みんないい。ただ楽しいひと夏の記憶を刻んで!〜WHO I AM ノーバリアゲームズが開催された!〜

知り・知らせるポイントを100文字で

投稿はこちら(メールソフトが開きます)

6月1日(土)、日比谷音楽祭(音楽プロデューサー亀田誠治さんが企画するノーボーダーな野外音楽イベント)1日目の日比谷公園で、WOWOWパラリンピック・ドキュメンタリー「WHOIAM」のプロジェクト・チームが主催して、「ノーバリアゲームズ〜みんなちがってみんないい〜」が開催された。

競技を終えて、参加者全員で記念写真
競技を終えて、参加者全員で記念写真

障害のあるなしによらず、子ども、大人1チーム30人で構成される4チーム120人の運動会。それぞれに、WHOIAMに登場したパラアスリートや往年のパラリンピアンやプロスポーツ選手、現役選手らが加わり、一緒のチームで4つのゲームやレクリエーションを行った。パラリンピックを来年に控えた東京の市民が集まり、違いのあるなかでスポーツ交流のひと時を楽しんだ。

この企画は、WHOIAMチーフ・プロデューサーの太田慎也さんが、取材のなかで出会った出来事がヒントになっている。車いすフェンシングのチャンピオン、ベアトリーチェ・ヴィオ(イタリア)の両親が主催する取り組みがモデルなっているという。

水鉄砲の攻撃をかわしながらゴールをともにめざした、パラ水泳日本代表・木村敬一とプロゴルファー・東尾理子。レース後の記念写真 
水鉄砲の攻撃をかわしながらゴールをともにめざした、パラ水泳日本代表・木村敬一とプロゴルファー・東尾理子。レース後の記念写真 

週末の日比谷公園で、一般市民とパラリンピック・アスリートが一緒に体を動かす。それは、地元で開催されるパラリンピックにむけ、よい観戦の準備となったようだ。子ども達は一緒のチームで目標にむかったあの選手が、競技スポーツのフィールドで活躍する姿を観て興奮し、その経験が未来の社会づくりにつながるだろう。
そして、ノーバリアゲームズを体験した子どもたちが大人になったとき、ごく自然に、いろいろな人がいるのが当たり前の社会を見わたして社会を構築するようになるだろう。

レッドチームを率いた、ゲスト・パラリンピアン、パトリック・アンダーソン(カナダ)の演奏。
レッドチームを率いた、ゲスト・パラリンピアン、パトリック・アンダーソン(カナダ)の演奏。

いま、パラリンピック開催1年前のこの日は、そんな当たり前の社会が、日本ではまだ当たり前ではないが、だからこそ違いを理解し、肯定して交流するそのことを、ただ楽しい記憶として刻んでいけたらと思う。

2ページ:フォトギャラリー

1 2

この記事にコメントする

記事の訂正はこちら(メールソフトが開きます)