関連カテゴリ: インフォメーション, 写真展, 神奈川 — 公開: 2019年2月12日 at 7:16 PM — 更新: 2021年2月13日 at 10:09 PM

「なぜ目を使わない人に写真を伝えるのか?」パラスポーツ・イマジネーション写真交流 in 横浜中華街/ジョアン・マイヤーさんとともに。

〜「見ない人とも写真を楽しみたい!」パラスポーツ報道写真家たちによる「音の写真」への取り組み。キックオフ企画は、盲目のパラスポーツ写真家ジョアン・マイヤー(João Maia/ブラジル)さんのパラスポーツ写真と人生に触れながら、日本人カメラマンによる約20点の写真を展示。ともに考える仲間も募集します。「音の写真」に興味ある人、見えないけど写真が好き!という人など大歓迎です。お気軽におでかけください!〜

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企画背景
パラフォトは2000年シドニーパラリンピックから障害のある人のスポーツ(以下パラスポ ーツ)を写真や文書を通して知り、知らせる活動を行ってきました。そして活動を通し、障害や特性を超えて様々なアスリートたちと交流を深め、活躍を伝えてきました。その中に視覚障害のある選手たちも含まれます。

写真家はスポーツ選手の活躍や現場の雰囲気を写真という画像を通して「見える」人たち伝えます。しかし、「見える」ことが前提の手法なので、写真家と見えない人とは疎遠になりがちです。

では、本当に、目を使わない人と写真を通じて交流を楽しむことはできないのでしょうか?

一見、写真自体は、視覚情報に頼るもののように思える。
しかし、発想を変えてみると、写真は「表現」や「言葉」を視覚情報として閉じ込めているものであり、これを開放する方法を見つければ「見えない」人も楽しめるのではないだろうか?
だとすれば、視覚以外の五感(聴覚、触覚、味覚、嗅覚)としてその閉じ込められた情報を引き出し、再構築することができないだろうか?
もしかして「写真=視覚情報」という常識を壊すことができるかもしれない。

このような発想をもとに、今回のプロジェクトが発足。
私たちの写真を元にし、音を通して写真を再構築する、視覚に頼らない写真の交流を試みます。
それと同時に、私たちの大切なモチーフである「パラスポーツ」についてより理解を深めていきたいと思います。

音の写真|計画のステップについて
・アイマスクをして写真を聴くツアー
・暗闇の中で行う会話(写真家と選手)実証実験
・音の写真づくり/クリエータのコラボレーション
・録音ラッシュを聴く会議
・「音の写真」の制作
・音の写真の発表
・音の写真の撮影
・イマジネーション写真交流と鑑賞

この写真交流の目的
「なぜ目を使わない人に(が)写真を伝えるのか?」を考える。
盲目の写真家ジョアン・マイヤー氏の写真とともに。

企画内容
「見えない選手とも写真を楽しみたい」どうすればいいか。 リオパラリンピック(2016)を撮影した、盲目の写真家ジョアン・マイヤー氏(ブラジル)の作品とともに、 日本の写真家によるパラスポーツ作品を約20点を展示。
「音の写真」計画を目標に含む「イマジネーション写真」により写真交流の可能性を探る。 同時に、会場となる中華街に働く人、暮らす人、観光で訪れる人々に写真を通じてパラスポーツの ディープな魅力を伝え、撮影現場の楽しさとパラスポーツの街づくりについて考えたい。

写真展示
ジョアン・マイヤー、中村 Manto 真人、山下元気、森田和彦、堀切功、小川和行、安藤理智、森正、植原義晴、丸山裕理、久下真以子、吉田直人

期間:2019年2月16日[土]-3月3日[日]/水曜定休
※在廊していないことがありますので企画にご興味ある方は事前に日時をご相談いただけると幸いです。

会場:横浜中華街 Gallery NIREI ART(神奈川県横浜市中区 山下町214 TAOビル 2F)

<アクセス>
JR石川町駅北口より3分、みなとみらい線元町・中華街駅から5分。
首都高横羽線横浜公園出口から約3分。
延平門から中華街善隣門に向かって3ブロック目の左側2軒目、冨久屋煙草(香煙)店・ゴールデンハットの2階。
※駅からの誘導が必要な方はお越しいただく前日などにご相談いただけると幸いです。

企画:パラフォトNPO法人国際障害者スポーツ写真連絡協議会 佐々木延江
アドバイザー:真下弥生(美術史)、安藤理智(スポーツ写真)
アテンド:丸山裕理、久下真以子
ポルトガル語通訳:佐々木理佐
アイマスク提供:日本ブラインドサッカー協会
グラフィックデザイン:株式会社相対性東京
印刷:株式会社平井印刷所
助成:Arts Commission Yokohama

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