2018年10月21日にJICA東京センターにて行われた、ユニバーサルスポーツフェスティバル2018に参加してきました。
”ユニバーサルスポーツは、高齢になっても障がいがあっても、大人でも子どもでも、みんなが一緒に参加し、活動できるスポーツです。 競技性の強い、元気で若い人中心の一般的スポーツや、パラリンピックを代表とした障害者スポーツのちょうど中間に位置するようなスポーツです。 障がいのある人のない人も共にできるスポーツであり、スポーツの得意な人もそうでない人も一緒にできる、レクリエーションやコミュニケーションを目的としたものまで含まれます。 もちろん、ノーマライゼーションの考えが基本となります。”(*1)
ユニバーサルスポーツとは、上に引用したユニバーサルイベント協会の説明のとおり、だれもが一緒になって楽しむことの出来るスポーツです。
ユニバーサルスポーツフェスティバル2018では、こども・高校生・大人・障害がある方・海外の方など幅広い世代が参加し、ユニバーサルスポーツを楽しんでいました。
まずは体を温めるために、日本人なら誰でも知っている「ラジオ体操」で身体をほぐすことからスタート。
ラオスから来られた方やJICAの研修生は、日本人以上に楽しんでいる様子で、笑顔がこぼれ会場の雰囲気も一気に変わりました。
続いて行われたアイスブレークでは、リーダーの人が手をたたいた回数によってグループを作るゲームを実施し、当日のグループを決定しました。
アイスブレークで決定したチームごとに3種目を体験しつつ、他チームと対戦していく形で行われました。
開催した競技は、卓球バレー・風船バレー・吹き矢の全部で3種目。
それぞれの競技に関しては、すべての方が楽しめるようにルールややり方が工夫されているため、誰でも楽しめるスポーツ大会でした。
最後は、この大会に協賛している「特定非営利活動法人 アジアの障害者活動を支援する会(以下ADDP)」から、ラオスの障害者のクッキーチームが作ったクッキーが参加賞として参加者全員に手渡されました。
参加競技の勝ち点によって順位が決定され、1位~3位の表彰が行われました。
特別賞として設けられたBESTチーム賞は、最もチームワークが良いチームに与えられます。
BESTチーム賞に輝いたチームは、メンバー全員が楽しんでいる様子で、印象に残ったチームでした。
年齢・性別・国籍が関係なくスポーツを楽しめる場所が、この大会だけにとどまらず、全国各地で開催されるようになる日が来ることを楽しみにしています。
(*1)ユニバーサルイベント協会 http://www.u-event.jp/03u-sports/u-sports1.html
(写真提供・森木景子・ADDPアジアの障害者活動を支援する会、編集・校正・金子修平)