メインイベント! チームマッチ「チャンピオンチームVSリベンジチーム」
東京では、2020に向けてパラ競技普及を目的としたさまざまなイベントが増えている。しかし、選手自らのアイデアである「魅せる卓球」を展開し、試合形式にこだわり「パラ卓球」を普及させていこうというこの大会は例を見ない。この日だけでも、300名近い集客となった。
見どころは選手自身が発想し、卓球にかける思いをパフォーマンスに託している点だ。開催費用や準備からの全てに実行委員のアスリートの知恵と工夫が詰まっているだけに、「ユニーク」で「熱い」。
最後に、日本選手権1位の選手で構成される「チャンピオンチーム」と2位の選手で構成される「リベンジチーム」で、団体戦5試合を行った。
相手の弱点を狙い、点をとる卓球。各クラスのトップ同士が相手の障害(弱点)を徹底して攻める戦略によって、団体でチャンピオンチームが勝利。チャンピオンとしての意地を見せる形となった。
観客は、これまで男女2クラスしかない健常者の卓球を見てきた人がほとんど。「パラリンピック卓球」がどのような障害クラスに分かれ、どのように戦うことができるのか、想像もつかないという人がほとんどだったに違いない。しかし今までのデモンストレーションで身につけた「観戦力」で、全員が試合を楽しむことができていた。そして今後もその「観戦力」で楽しむことができるだろう。
2020の東京パラリンピックも、きっともう大丈夫。
<目次>
1)第2回JPTT ultimate team match、魅せる普及活動!
2)観戦力を高めるデモンストレーション
3)メインイベント! チームマッチ「チャンピオンチームVSリベンジチーム」
4)選手写真