6月27日(水)、小田原市立三の丸小学校(神奈川県小田原市本町)に、パラリンピック水泳日本代表の山田拓朗(NTTドコモ)が訪問した。NHK厚生文化事業団と東京都障害者スポーツ協会が主催する「パラリンピアンがやってきた!子どもたちとの交流教室」のプログラムによる。
山田は兵庫県出身で、2004年アテネパラリンピックに初出場。その後、北京(2008年)、ロンドン(2012年)、リオ(2016年)と4大会連続出場。リオでは得意の50メートル自由形で、ついに銅メダルを獲得した。現在、東京パラリンピックを目指している。
会場には小学5・6年生が集まり、山田の生い立ちやリオパラリンピックでの話に聴き入った。
講演の終わりに、子どもたちは山田の銅メダルに触らせてもらい「思ったよりすごく重い!」など、喜んでいた。
話のあと、山田と生徒たちは水着に着替え、屋内プールへ。
山田は、左腕のないアスリートである。左腕なしでどうバランスをとるか解説し、最初にデモンストレーションで泳ぎ、児童らとプールへ入って交流した。最後は児童の代表4人組2チームのリレーと100メートルを競争した。
教室で給食を一緒に食べた後は、腕相撲大会で盛り上がった。
テレビでリオパラリンピックの水泳を見たことがあるという児童も多くいて、2020東京での山田の活躍を楽しみにしている。
山田は、9月22日から24日に横浜で開催される、ジャパンパラ水泳競技大会に出場する。ぜひ応援に来てほしい!と話していた。
(校正・佐々木延江)