ウィルチェアーラグビー普及への課題は?
26日のフランス―スウェーデン戦では、都内のフランス人学校「東京国際フランス学園」から小学生100人が応援に駆け付けた。
第1ピリオド終了後にはインターバル中にもかかわらずフランスのRyadh Sallem(3.5/9番)がスタンドに駆け寄り、第2ピリオド終了後のハーフタイムには日本の選手たちも駆けつけ、子どもたちに囲まれる場面があった。
子どもたちがウィルチェアーラグビーを観戦したのは今回が初めてで、フランスが勝利を挙げるとスタンドは大歓声に包まれた。フランスでのウィルチェアーラグビーの歴史は10年ほどとまだ浅く、認知度の低さは日本と同じ課題のようだ。
2012年にパラリンピックのホスト国だったイギリスのPaul Shawヘッドコーチは、「イギリスでは観戦する人が年々増えている印象。まずは教育の場で競技を広めて、子どもから親に伝わっていけば、認知度は広がるのでは」と話した。
また、かつてカナダ代表で指揮を執った日本のケビンヘッドコーチは、「カナダでは3年ほど前から試合がテレビで放送され、チケットを買って会場に観に行く人も増えた。日本のみなさんもぜひ、”スポーツ”として楽しんでほしい」と、ホスト国日本のファンに向けてメッセージを送っていた。
(校正・佐々木延江)
この取材はニコンイメージングジャパンによる撮影機材協力により行われています。
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