関連カテゴリ: World Paratriathlon Series, イベント, インタビュー, トライアスロン, パラトラトーク, 取材者の視点, 地域, 夏季競技, 東京パラムーブメント, 横浜 — 公開: 2018年5月10日 at 10:29 PM — 更新: 2021年5月29日 at 12:21 PM

パラトラトーク2018生放送が終了。横浜パラトライアスロンに向けエール!

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5月9日(水)午後、ITU世界トライアスロンシリーズ横浜大会のコースを一望する象の鼻テラス(横浜市中区海岸通1)で、横浜パラトライアスロン応援番組「パラトラトーク2018」生放送が行われた。
毎年恒例となった生放送による横浜トライアスロン、アスリート試合直前インタビューの発信に、パラリンピック、パラスポーツの取材者を中心に、地元横浜の映像技術者らがメディアボランティアとして配信活動を行い、横浜大会に出場するアスリートにエールを送った。

パラトラトーク2018配信の様子 写真・内田和稔
パラトラトーク2018配信の様子 写真・内田和稔

佐藤圭一(PTS5・エイベックス)が出演!
今回番組に出場してくれたのは、佐藤圭一(PTS5・エイベックス)と、木村潤平(PTWC・社会福祉法人ひまわり福祉会)の2名。木村は練習地からの電話によるトークになった。
トークは今回もジャーナリスト・堀潤氏が主導し、トリノパラリンピック日本代表・野島弘氏がコメンテータとして参加。そこに、今回は、WOWOWでIPC(国際パラリンピック委員会)とともにパラアスリートのドキュメンタリー・シリーズ「WHOIAM」を制作する太田慎也氏が加わる形で行われた。

佐藤圭一(PTSC・エイベックス)を迎えてのトーク。右はレギュラー・コメンテーターを務める野島弘(トリノパラリンピック・チェアスキー日本代表) 写真・内田和稔
佐藤圭一(PTSC・エイベックス)を迎えてのトーク。右はレギュラー・コメンテーターを務める野島弘(トリノパラリンピック・チェアスキー日本代表) 写真・内田和稔

ビジネススーツに身を包んで現れた佐藤は、2010バンクーバー冬季パラリンピックよりクロスカントリースキー 、バイアアスロンの日本代表としてパラリンピックに出場してきた。いつしかトライアスロンに挑むようになり、2014年横浜トライアスロンに出場、2016年リオパラリンピックでトライアスロン日本代表にもなり、以後、夏・冬のパラリンピックに向け競技に挑んでいる。
「緊張をほぐすとき、どんなことをしますか?」という質問に、「リラックスする時、はちみつを舐めるんですよ」と佐藤がいうと、その事情を根掘り葉掘り。詳しくは、パラトラトーク・アーカイブを見てほしい。

木村潤平(PTWC・社会福祉法人ひまわり福祉会)と電話トーク!

佐藤と話すこと30分ぐらいで、木村潤平(PTWC・社会福祉法人ひまわり福祉会)と電話がつながる。
木村は、2004年アテネパラリンピックから、水泳日本代表。2012年ロンドンパラリンピックのあとに、リオパラリンピック出場を目指し、トライアスロンを始める。2013年に世界で初めて開催・約220人が出場した、パラトライアスロンのグランドファイナルに木村も初出場。水泳とは違う世界での競技人生を歩み始め、ついに、リオパラリンピックに出場を果たした。前シーズンからカーボン製の自転車を新調し、東京へ向けスタートとなる横浜大会に備えてきた。「潤平!と、名前を呼んで応援してください!」と、呼びかけた。

電話トークに応じてくれた、木村潤平。リオパラリンピックで。 写真・中村"Manto"真人
電話トークに応じてくれた、木村潤平。リオパラリンピックで。 写真・中村”Manto”真人

パラトライアスリートを応援する魅力は、こんなふうに、これまでの競技での選手を知り、新たな競技の進化する中に挑む選手たちの成長にまぢかに触れられることだろう。
パラトラトークの開催が急遽決まり、わずかな準備期間にもかかわらず、開催できたのも、横浜大会ごとに集まるスタッフがいつしか彼ら、パラトライアスリートのファンになったからではないだろうか。これからも継続していきたい。

横浜パラとライアアスロン応援番組「パラトラトーク2018」放送終了、スタッフの集合写真 写真・山下元気
横浜パラとライアアスロン応援番組「パラトラトーク2018」放送終了、スタッフの集合写真 写真・山下元気

世界最高峰のパラリンピックだが、世界的に障害のある人のスポーツはまだまだ発展する過程にある。スポーツ先進国のヨーロッパが中心に考案したオリンピック・パラリンピックを通じて、障害のある人のスポーツを通じた社会変革をIPC国際パラリンピック委員会は目指している。その流れにのり、2020東京の機会を生かして、日本でも多様な人々が共生する社会づくりを目指し、変革への大きなチャンスが訪れている。パラリンピックにつながるトライアスロンの国際大会が横浜で行われることで、東京以外の地域でも、スポーツによる街づくりが浸透する可能性が訪れている。

彼らが出場する横浜パラトライアスロンは、今週末になる5月12日(土)6時35分に横浜山下公園でオープニングセレモニーが行われる。観戦は無料。朝早いレースとなるが、パラリンピック競技の国際大会が開催される、全国でも貴重な機会となる。

パラトラトーク後半・WOWOW「WHOIAM」特別上映会のお知らせ
日時:5月11日(金)18時受付開始、19時開演
会場:象の鼻テラス
WOWOW・IPC(国際パラリンピック委員会)共同制作「WHOIAM」[世界女王メリッサ・ストックウェル(トライアスロン/アメリカ)の物語]の特別上映会を開催します。
密着取材を指揮するWOWOW太田慎也プロデューサーと共に語り合いませんか。
一人のトライアスロン選手の物語の世界から、パラスポーツ、トライアスロンへの気づきを深め、地域の社会変革の可能性についてフリーセッションします。

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