体感気温の変化が激しいアルペンスキー会場。
選手たちが１本目を滑りきるまで約２～２時間半かかることは、
厳寒の地で身動きできないカメラマンたちにとって残酷かもしれない。
こんなときに、
プロ野球の球場で見かけるビールの売り子さんのように、
スキー場にはとんでもないスタッフがいたのだ。
Tea drink?とやさしい声掛けで、
ビールの売り子さんが背中にしょっているタンクに、
ここでは「Hot Tea」を蓄えているのだ。
もちろん、無料である。
入れ方もビール同様片手に持ったホースからTeaが注がれる。
寒いスキー場にとっては、
温かいサービスのひとつであろう。
Author: 比嘉 優樹
1981年沖縄県生まれ。聴覚障がい者。東京農業大学オホーツクキャンパス在学中にウィンタースポーツを始める。当時高校生でトリノパラリンピック2006に出場した鈴木猛史選手から「一緒に滑りませんか？」というスキーの誘いを受け、チェアスキー等を経験。以後障がい者スポーツのとりこになる。県内各地での大会や、バンクーバー2010、アジアユース2013、ソチ2014を現地からカメラで伝えてきた。
