ドバイ2017アジアユースパラ競技大会1日目・バドミントンは、日本選手団主将・今井太湧(19歳・日本体育大学)が上腕に障害のあるSU5クラスでインドネシアのDheva Animusthiと戦い、3セット目のスコア21−10で初戦を逃した。
シングルス世界ランキング4位(2016年)の今井。試合に向けて、強豪として知られているインドネシアのDhevaとの対戦に向けて情報収集していたが、前日のグループ発表でその最も恐れていた相手と初戦を戦うことになってしまった。
「(Dheva Animusthiと)実際に対戦したのははじめてでしたが、強いことは知っていました。対戦してみると、ショットが良い相手で、自分の返したスマッシュを綺麗につなぎ、主導権を握られてしまいました。長いラリーに持ち込まれたことで、スタミナを消費し、(3セット目に)前半で点差を開けられ、気持ち負けして、足が動かなくなりました。アジアの大会にはまだ知られていない隠し玉のような選手もいて、気を抜くことはできません。気持ちを切り替えて、目の前の相手と一つ一つ戦います」
今井は、疲れと悔しさのなかで試合の感想を冷静に見極めながら話してくれた。
第2試合のインド選手との対戦は、2−0で落ち着きを取り戻してのぞんだ今井が勝利。明日のトーナメント戦を経て、最終日(13日)の決勝を目指す。