12月10日、2017アジアユースパラゲームズの開会式がドバイで行われ、アジアから30カ国、800名の14〜23歳の選手とスタッフが出席した。13日までに7競技が行われる。
開会式は、アラブ首長国連邦の王族が参席するなか、国歌斉唱に始まり、アジアパラリンピック旗が掲揚された。開会宣言が行われ、集まった選手たちを歓迎するアラビアの伝統舞踊や、光と音が競演する華々しい演出が披露された。
一方、水泳、バドミントンなど一部の競技では開会を前に会場が何度も変更となった。また競技スケジュールは出場国などの調整もあり、競技に必要な情報が開催前日になってようやく見えてくるという異例の状況となっている。厳しい状況を淡々とうけとめながらも、選手たちは自分の最高のパフォーマンスに向かっている。その舞台までの準備もいよいよ秒読み体制となった。
すでにゴールボールと卓球競技が始まっており、日本代表も出場。男子ゴールボールでは手ごたえのあるイラクチームと戦い、15−8で勝利した。
開会式を終え、主将でバドミントン世界ランキング4位の今井大湧(19歳・日本体育大学)は、
「今日、スケジュールと対戦相手がわかりました。明日の9時の第一試合が最大の山場になると思います。予想していなかった中国の選手の参加もあるようです。開会式に出て、迫力あるステージにやる気が湧いて来ました。最後まで気が抜けません」と話した。
旗手をつとめた水泳の小池さくらは、体調はとてもいいようだ。
最終日(13日)の400メートルへの出場を楽しみにしている。