想像もしていない広がり。少人数で始まったのが嘘のよう
■円尾敦子(アルケア・グンゼスポーツ/兵庫)PTVI
ーー今日のレースについて
「今回が初めてと思えないくらい配慮をしてくださって、昨日の時点で相談にのっていただき、こういうところはタンデムだとこう・・というような話をして、今日に臨めたので安心してレースができました」
ーーグランドファイナルはどうだったか?
「力の差は大きいと本当に感じました。素晴らしい選手がどんどん出てきていて、その人たちに抜かれてしまったりとか、いろんな面で問題があるなと感じています。正直東京に向けて厳しいとは思うんですけど、国内でどうやっていこうか、今相談しているところです」
ーーパラトライアスロンの広がりに関してはどうか?
「想像もしていない広がりです。最初の頃、本当にごくわずかの人数でやっていたのが嘘のように広がって、嬉しい反面、ライバルが増えちゃうので、なかなか厳しいなとも思ってます」
ーー来年にむけて、どんな対策を?
「課題はいっぱいあるんですけど、体の作りから一からやりなおしていきます。なかなか能力もないですし、今までの積み上げも少ないので、そういう意味で、今までやってきた選手に負けないようなことを一から考えていきたいとスポンサーと話しているところです」
ーー今日のガイドさんとはどうでしたか
「古くからやっていただいて、ガイドさんの中でも、安心していつも走らせて頂いてます。そんなに練習しなくても、お互いによくわかっています」
「(ガイド脇真由美さん)雨のレースでタンデムは厳しいものでしたけれども、もう分かり合っているつもりで、あうんの呼吸でやらせていただきました」
「(円尾)みんな結構経験を積んで頂いているので、私自身もそうですし、そういう意味では安心です。そこは新しい方には負けないなと思ってます。経験だけは」
ーーあうんの呼吸でできるというので大切にしていることって何ですか?
「(ガイド脇真由美さん)息遣いとか、何となく体のむけ方とか、体重がかかってるなとか、タンデムにのるとよく伝わります。師弟、弟子じゃないですけど、言われなくても分かる」
「(円尾)私は私でガイドさんは、それぞれ癖があって、乗り方一つから違うんですよね。どこから乗るか、どこから漕ぎ出すか、ホント細かいことは違うんですけど、何となくで覚えているので、それに合わせて。私にとっては目なので、私は従うしかないわけです(笑)。どっちかっていうと任せて、自分の精一杯の力を出させてもらっています」
「ガイド脇真由美さん)見たものを伝える、特に曲がるところとか。分かりやすく伝えることを心がけています」
(編集・佐々木延江 写真協力・内田和稔)
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