昨年9月のリオパラリンピックでパラトライアスロンが初めて正式種目となり日本からも4名の選手とガイドが出場した。それから1年。
10月15日(日)第23回日本トライアスロン選手権でのパラトライアスロンの実演が、3年後の2020東京パラリンピックの会場となるお台場海浜公園で初めて行われた。
パラリンピック本番より短いスーパースプリント(全長14.5km:スイム500m・バイク10km・ラン4km)で、7名の選手とガイドが出場。このレースをもって出場した選手たちのシーズンが終了、お台場のミックスゾーンで選手たちの話を聞いた。
3年後にここを走れるかもしれないと思うと、わくわくする
■谷真海(サントリー/東京)PTS4
ーー今日のレースについて
「雨で、ランでの集中力が途切れたところもありますが、自分でやってきたことを意識して出すことを目標にレースに臨みました。トライアスロン1年目のシーズンに経験したことで、今日の良いレースができたと思います。お台場は自分の会社が近くにあり、すごい応援もあって楽しかったです。ここは毎年の日本選手権が開催されている聖地ですし、2020年の開催もあるので楽しみにしていました。3年後にここを走れるかもしれないと思うと、わくわくする気持ちと、もっと練習しないとという気持ちになります」
ーー水質問題についてどう感じましたか?
「特に気にならなかったです。今大会の前に調査結果がでたことで、いろいろな方が問題視されたと思うので、3年かけて、もっと良い環境になって、世界のアスリートを迎えられたらと思いますし、自分たちが選手としてレベルを高めたいと思います」
ーーグランドファイナル優勝おめでとうございます
「シーズン前に予想していた以上の結果が出たので自分でも驚いている。練習がしっかりでていく種目だなって感じています。もっともっと強くなれると思うので、来シーズン楽しみに迎えたいなと思います。
課題はありすぎて。スイム、バイクも、もっと早く走れると思いながら滑っている状態です。ちょっとづつやっていくしかないかなと思います」
ーー応援の声はいかがでしたか?
「練習仲間とか、会社の皆さんとか、すごくたくさんの応援がありました。結果をだして伝えたいなと思いました。応援が近くて恥ずかしいくらいだったので、ごまかせないなって」
ーー今後は?
「ちょっとリフレッシュしたい。自分自身のために。来シーズンは横浜からになると思います」
(編集・佐々木延江 写真協力・内田和稔)
ページ2→木村潤平(社会福祉法人ひまわり福祉会/東京)PTWC