関連カテゴリ: World Paratriathlon Series, トライアスロン, 地域, 横浜 — 公開: 2017年5月13日 at 5:36 PM — 更新: 2021年5月29日 at 12:29 PM

土田和歌子、谷(佐藤)真海が横浜トライアスロンで優勝!

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5月13日(土)、世界トライアスロンシリーズ2017・パラトライアスロンのレースが山下公園(横浜)で行なわれ、パラリンピック車椅子マラソンの女王、土田和歌子(PTHC/座位・八千代工業)がトライアスリートとして出場、優勝した。

3月13日(土)土田和歌子(PTHC/八千代工業)のフィニッシュ・シーン 写真 山下元気
3月13日(土)土田和歌子(PTHC/八千代工業)のフィニッシュ・シーン 写真 山下元気

土田は長野パラリンピック(1998年)とアテネパラリンピック(2004年)の金メダリストであり、車椅子マラソン、ロードレースは専門である。3ヶ月前、クロストレーニングとしてトライアスロンを始め横浜大会エイジパラ出場を目指していた。ところが先月行われたアジア大会で優勝し、横浜大会エリートレースへの出場権を得ていた。

レースは、6時55分からスタート。気温21.5度、水温20.4度、雨のなかのレースとなった。土田は、スイムで遅れをとりつつも、バイク、ランでイギリス、スペインの選手をさすがの走力で抜き去り、見事なフィニッシュを果たした。
「泳法技術がないので、ナショナルチームのコーチに指導していただき、今回挑みました。レース用車椅子は普段のものを使っていたのですが、バイクに関しても不慣れな点がありましたが、路面もスピードに注意でき走りきれたと思います。陸は、どちらかというとすごく楽な気持ちでした。悪天候のなか沿道にきて多くの方に名前を呼んでいただきありがたく感じました。」
そうレースの感想を話してくれた土田は、今後のトライアスロンへの挑戦については「魅力を感じている、慎重に考えていきたい」とのこと。フィニッシュを終えた土田を多くの記者たちがとり囲み、土田の新たな挑戦に耳を傾けた。

谷(佐藤)真海が復活戦で優勝!

3月13日(土)谷(佐藤)真海(PTS5/サントリー)のフィニッシュ・シーン 写真 山下元気
3月13日(土)谷(佐藤)真海(PTS5/サントリー)のフィニッシュ・シーン 写真 山下元気

2020オリンピック・パラリンピック招致活動のスピーチで東京招致活動に貢献した谷(旧姓・佐藤)真海が昨年の広島で行われたアジア大会からトライアスロンに復帰。
谷はパラリンピック陸上から転向してトライアスリートに。2012年、横浜トライアスロンに初めて出場。翌2013年の出場後は子育てもあり欠場していた。先月のアジア大会から本格的に取り組み始めた。これまでの大会ではクラスに女子選手1名しかいなかったが、今大会ではライバルにベテラン選手迎え、彼女らを引き離すタイムで優勝した。
この日のレースは、苦手のスイム、トランジッションでの遅れをバイクパートで巻き返して抜き、近づいてくるライバルとの距離をキープしようとした。ランでは自分が優っていると思っていたので、ペースを落とさずに走りきることができた。
2020東京に向けてのトライアスロン競技について谷は次のように話していた。
「トライアスロンは、長く続けられる競技と思って始めた。自分の中では今回が初めての横浜というイメージで走り出した。優勝することができて嬉しい。いいスタートが切れたので、1年、2年、3年と整えていきたい。スイム・バイク・ランとどれもまだまだですが、東京パラリンピックで表彰台に上がることを目標に諦めずにやっていきます」

(取材協力:村田有季子)

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