3月10日、五輪施設リッチモンド・オリンピック・オーバル(カナダ・ブリティッシュコロンビア州)を舞台にした12のクラブによるウィルチェアラグビートーナメント「バンクーバーインヴィテーショナルウイルチェアラグビー」が開幕した。2010年バンクーバーオリンピックのスピードスケートが行われた会場で、その後ウィルチェアラグビーの世界選手権も開催され、記念すべき施設での交流試合に日本からも毎年参加している。
日本チームは初日・第2戦でカナダチームと対戦し69対40と圧勝。リオパラリンピック日本代表の島川慎一(BLITZ)、池透暢(FREEDOM)をのぞき、女子の倉橋香衣(BLITZ)含むみな新人で、緊張感ある試合が行われた。
2019年のワールドカップ、2020パラリンピックと共に東京で行われる大きな目標に向けて就任したばかりのアメリカ人監督ケビン・オアー氏。車椅子陸上選手の経験をもち、指導者としてはウィルチェアラグビーのアメリカ、カナダ代表チームを歴任、パラリンピックでそれぞれ銅、銀メダルに導く経歴をもつ。日本チームとともに第一歩を踏み出した。
「順当に勝てば、最終的にオンタリオチームと決勝戦で戦う予定」とケビン監督は話していた。
なお、日本の池崎大輔(北海道 Big Dippers)は昔なじみというシアトルチームで参加。このチームも対ポートランドで55対53の小差でシアトルチームが勝った。池崎含むリオトリオは全員リラックスした様子。大会は12日(日)まで3日間行われる。
<参考>
大会スケジュール&リザルト
大会初日・カナダとの初戦の写真(Facebookページへ)