ーー最後に、もし、サッカー選手以外の人生があるとしたら?
「それは、障害がなかったらということ?」例えばそうだと言うと、「それなら、やっぱり、キャビンアテンダント。世界中を飛び回りたい。空港の出かける雰囲気も好き。出発する人は不安もあるから、そういう人を見守るような地上の仕事もいいですね」
永岡は楽しそうに答えてくれた。社会が変われば、もしくは進んだ国では重度障害のキャビンアテンダントがいてもいいのかもしれない。いや、もう世界のどこかにはいるのかもしれない。
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【お知らせ・第14回マリノスカップ】
この週末1月21日(土)に行われる第14回マリノスカップでは、日本選手権に先立って初めて10km(国際ルール)と6km(国内ルール)の両方のサッカーをみることができる!
「横浜クラッカーズは10kmの国際カテゴリーで優勝目指します。ぜひ、スピーディーなサッカーを楽しんでほしい!」(横浜クラッカーズ・永岡真理)
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マリノスカップが終わると、7月のフロリダで第3回電動車椅子サッカーワールドカップに日本代表選手たちは向かう。
2020年にオリンピック・パラリンピック開催国となる日本が、ワールドカップでどのような戦いぶりを魅せてくれるか?ということが、今回は世界から注目されるだろう。
電動車椅子サッカーは、日本と世界の競技の当事者たちが主体となって集まり、国際会議でワールドカップの開催を検討したり、パラリンピック種目入りを目指してきた歴史がある。
残念なことに2020東京では、その夢が叶わなかったが、私たちは、そろそろ見極めなくてはならないだろう。電動車椅子サッカーのサッカーとしての価値が、どのように構築されようとしているのかを。
<永岡真理のブログ>
ドリームチャレンジ 〜電動車椅子サッカーの頂点を目指して
http://ameblo.jp/m-soccer2013/