9月17日(現地時間)リオパラリンピック10日目。IPC(国際パラリンピック委員会)フィリップ・クレーヴァン会長は、この日の21時すぎに行われた記者会見で、リオパラリンピック自転車ロードレースで、イランのバハマン・ゴルバルネジャド(48・左足義足)がレース中に転倒して頭部を強く打ち、搬送先の病院で死亡したと発表した。競技中の事故で死亡者が出たのはパラリンピックで初めてで、リオ大会に影を落とした。
事故は17日午前10時半ごろ発生、リオ西部の海岸に面した丘陵で発生した。下り坂のカーブでゴルバルネジャドは歩道との境目にある縁石に衝突して、転倒。病院に搬送され、死亡が確認された。
同じレースに参加していた日本の石井雅史は途中で棄権していた。
同レースを撮影していた中村真人カメラマン(パラフォト)によると、フィニッシュ手前50メートル付近でも接触事故があり選手が負傷していた。詳しい原因について調査中である。
<参考>
同コースでのオリンピック8月8日の事故の映像
https://youtu.be/cxaL-DqOiOc
過去オリンピックでのバイククラッシュの映像
https://youtu.be/5B-tIU7hams