9月17日(現地時間)競技10日目、リオパラリンピック・アクアティクスセンターで競泳日本代表による最後のレース、200メートル個人メドレー(S14)が行われ、知的障害で17歳の中島啓智が銅メダルを獲得した。
中島は3歳ごろから水泳を始めた。パラリンピックを目指そうということになったのは実は、1月に入り、タイムが伴ってきてからのことだという。表彰後に、次のように打ち明けてくれた。
「正直言うと、今年に入ってから、タイムが良くなってきて、リオを目指すことになりました。推薦が決まってからは、少し気が緩んだこともあった。応援してくれる人たちにも良くないと頑張りました」
前回のロンドン大会に出場、同種目を得意としていた津川拓也は自己ベストを出すことができた。笑顔を見せた。リオパラリンピックはこの種目を泳ぐことが最も楽しかったと話してくれた。