9月15日(現地時間)競技8日目、リオパラリンピック・アクアティクスセンター。100メートル自由形(S11)決勝で木村敬一が59秒63で銅メダルを獲得。これまで、50メートル自由形(銀)、100メートル平泳ぎ(銅)、100メートルバタフライ(銀)、そして今日の100メートル自由形(銅)と、4個目のメダル獲得となった。
連日のレースの疲れがピークに達していた木村は、予選をギリギリ7位で通過した。決勝のレースが遅れたが、「これで回復できる!」と状況を味方につける。
「一番厳しい種目で、タイムが出ると思わなかった」とミックスゾーンで話してくれた。表彰後にもミックスゾーンに来てくれた木村。「今回は運に恵まれ、ボロボロでも表彰台に導いてくれるスタッフのおかげだった」と話した。明日は最後の種目200メートル個人メドレーを残すのみとなった。
満足した泳ぎができた女子34ptリレー6位入賞!
20時を回ってから行われた、女子4×100メートル・フリーリレー(34pt)で、日本から、池愛里、森下友紀、成田真由美、一ノ瀬メイが出場。このリレーは泳者4人の障害クラスの合計ポイントを34ポイントにして行われる。
世界記録を持つオーストラリアに対し、ブラジル、イギリス、中国、アメリカ、カナダ、そして日本の7カ国での戦いは、やはりオーストラリアが圧倒的な強さを見せ、自国の世界記録を塗り替えて優勝。アメリカ、中国と続き、日本は4分48秒49で6位入賞した。
4人は、ドイツの記録を上回り、ブラジルに勝つことを目標に戦った。レースはこれまでの記録を更新した。
競技を終え、第3泳者を務めた成田真由美は
「それぞれが自己ベストを出し、この4人だから出せる気持ちを泳ぎに表すことができました」と、満足したレースだったことを報告してくれた。