10日・競技3日目、アクアティクス・スタジアム。中村智太郎は100メートル平泳ぎ(SB7)を予選5位で通過、決勝では前半から攻めていったが、後半で足の引っかかりができにくくなった。「ロンドン後、もう一度、大舞台に立ちたいと初心に戻ってレースをしたつもりだった。前半よりタイムを上げることができなかったが、力を出し切った」と話してくれた。
コロンビアの選手が世界新を更新したレースでもあったが、あまり気にしていなかったという。目標にしていた選手は、自分とは違う障害だが「タイムが同じくらいの選手で、彼のおかげでここまでのレースができたと思う」と話していた。
中村はアテネパラリンピックから100メール平泳ぎのみで4大会連続出場。アテネとロンドンで銀メダル。ロンドンでの競技後は、引退を考えていたが、勝負好きの性分のために、またパラリンピックに戻ってきた。リオパラリンピックを終えた今、結果をうけととめながらも今後の競技へ取り組む変わらない意志を見せた「精神的に強くなったと思う」と話していた。
競技結果(日本パラリンピック委員会サイト)
競技大会公式サイト(Rio Paralympic Games Official Site )