9月9日・競技2日目(現地時間)、ゴールボール女子日本代表は予選リーグ第2戦で開催国ブラジルと対戦し、2対1で勝利。暫定1位となった。
ゴールボールは、視覚障害をもつ選手が1チーム3人でプレーし、鈴の入ったボールをゴールに投げ合って得点を争う競技。日本女子代表は前回のロンドンパラリンピックでこの種目の金メダルを獲得している。
試合は前半7分に安達阿記子がペナルティースローを決めて先制。しかし後半6分、ブラジルにゴールを許し追いつかれる展開となった。それでも、開催国相手のプレッシャーの中日本はブラジルの攻撃を防ぎ続け、終了間際に再び安達がペナルティースローを決め、2対1で勝ち切った。
試合後、2得点をあげた安達は、「ブラジルとの対戦は前回のロンドン大会以来だったが、新しい選手が加わりパワフルになっていた。ブラジルの攻撃を耐えきり日本の持ち味が出せたように思う」とコメントした。
今回の試合では、地元ブラジルの選手を後押ししようと、観客席から大きな声援が送られた。しかし、目の不自由な選手たちにとって、耳から得る情報が大切になる。ヘッドコーチの市川喬一 は「声援が大きすぎると、選手の安全が守れない。ブラインドの競技について周知されていない」と、過度な声援は控えるよう訴えた。
日本は初戦のイスラエル戦で引き分けており、1勝1分けで予選リーグ暫定1位となった。次は11日に暫定2位のアメリカと対戦する予定。