パラフォトニュース
記事掲載日:2004/05/26

2004ジャパンパラリンピック陸上大会 大阪長居

photo5月23日大阪市長居陸上競技場にて2004ジャパンパラリンピック陸上大会が行われました。9月にギリシャで行われるアテネパラリンピック前の最後の大規模な国内大会でもあり、世界新記録をはじめ、いくつかの新記録が誕生しました。アテネでの活躍が大いに期待されます。

この日の圧巻はT54グループの土田和歌子選手と安岡チョーク選手でした。
女子T54グループの土田選手は800mで1'50''37、5000mでは11'49''23をマーク、二つの世界新を記録しました。常に先頭を走っている土田選手は自分と記録への挑戦かのように力強くしかしどこか女らしいしなやかな走りを見せてくれました。アテネでのメダル、そして自身で塗り替える記録を期待したいです。
土田和歌子選手:T54グループ、5000mでの土田選手の走り=5月23日、長居(撮影:吉村)





photo男子T54グループは800、1500、5000mで激しいデッドヒートが繰り広げられました。全てのレース、先頭でゴールしたのは安岡選手、続いて花岡選手がゴールする結果になりました。中距離は駆け引きのレースだということを聞いたことがありますがまさにトラックの格闘技でした。アテネでもこの二人の激しい戦いを期待しています。

<記録>
800m 一位 安岡チョーク(大分県身障陸連) 1'36''39
    二位 花岡伸和(関東身障陸連) 1'41''20
1500m 一位 安岡 3'09''84
     二位 花岡 3'11''65
5000m 一位 安岡 10'26''67
     二位 花岡 10'51''23

安岡チョーク選手: T54グループ、1500m決勝レース激しいデッドヒート=5月23日、長居(撮影:吉村)


photo要田美紀選手:T52グループで400m日本新記録を更新し満足な表情の要田選手=5月23日、長居(撮影:吉村)

鈴木徹選手:F44グループで、1m88を成功し自ら持つ日本新記録を更新した鈴木選手=5月23日、長居(撮影:吉村)

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【よしむらもと】



(この取材はニコンのご協力により撮影が行われています。)

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