共生社会をめざし世界初のラグビーWC同時開催!
日本障がい者スポーツ協会と日本ウィルチェアラグビー連盟は、1月25日、岸記念体育館(東京都)で記者会見を開催し、パラリンピック種目のウィルチェアラグビー世界大会をラグビーワールドカップ2019(日本開催)の期間中に行う「ウィルチェアラグビーワールドチャレンジ2019」を発表した。
ラグビー、パラ・ラグビーのワールドカップの同時期開催が実現すれば、世界初の試みとなる。
「ウィルチェアラグビーワールドチャレンジ2019」は、IWRF(国際ウィルチェアラグビー連盟)の公式大会として世界ランク8位以上の国が出場して行われる。パラリンピックと同じ規模でウィルチェアラグビー上位8カ国が日本に集まるのも初めてのこととなる。
会期は2019年10月16日から20日の4日間で、予選リーグ12試合、決勝トーナメント6試合の合計18試合が開催される予定。会場は東京体育館となっている。
ウィルチェアラグビーについて
ウィルチェアラグビーは、四肢に障害を持つ選手が行う”クワドラグビー(QUAD RUGBY)”としてカナダとアメリカの間で始まり、激しいタックルなどがラグビーと共通する。パラスポーツとして比較的重度の障害を持つ選手が参加でき、競技要素にはラグビー、バスケットボール、バレーボール、アイスホッケーなどの要素が含まれ、する人、観る人ともに幅広く楽しめる。バスケットコート大のフィールドで、車いすバスケットボール同様に持ち点制、男女は同一クラスとなる。8点までの障害による持ち点の選手により4対4で行われる。
2000年シドニーでパラリンピックの正式種目となり、04年アテネパラリンピックから日本代表が連続出場、昨年のリオパラリンピックでついに銅メダルを獲得した。
記者会見は、日本障がい者スポーツ協会と日本ウィルチェアラグビー連盟の主催で行われ、リオパラリンピック銅メダルの池崎大輔、池透暢とともに、2019年のパートナーとなる日本ラグビーフットボール協会、ラグビーワールドカップ2019組織委員会のスタッフおよび2015年ラグビーワールドカップ日本代表選手の田村優がゲストとして出席した。
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