2002.03.14 日本、ノルウェーに2−0で敗れる。
明日5、6位決定戦へ。
 

光った集中力、攻撃につなげられず。
また最終ピリオドで決勝点。


現地時間の14日、アイススレッジホッケー第3試合の日本対ノルウェーの試合は、2−0でノルウェーが勝利。開始直後から日本はディフェンス重視の徹底した動きで、長野大会チャンピオンを第2ピリオドまで無得点で抑えたが、むかえた最終ピリオドでゴール前の混戦を制されて、2失点。最下位という順位で予選を終えた。明日の順位決定戦では、エストニアと対戦。5位のイスを目指す。

試合終了後お互いの健闘をたたえる選手たち。
「当たっても当たっても、飛ばされてしまって・・・」
日本のエース、遠藤隆行(FW 10)は試合後、こうコメントした。
今大会、スピードダッシュから連続得点をあげている遠藤はノルウェーにとっても驚異の相手。遠藤のディフェンスにあたったのは、体が2倍はあろうかというほどの巨体をもつロブスタッド・トミー(DF 4)だった。これまでサイドからでたパックを持ってセンターに切り込みゴールしてきた遠藤が、今日は仕事をさせてもらえなかった。

試合後、報道陣に囲まれたキャプテンの加藤正(DF 9)は、明日のエストニア戦への思いを聞かれ、「6位には絶対ならない。倒れてもいいから、3ピリ終了のブザーが鳴るまではガンガンいきます」と話した。

今日のノルウェー戦は、均衡した状況のなかで生まれたほんのわずかのチャンスをものにしたかどうかで勝負がついた。ノルウェーは、きっちりガードしてきた日本のディフェンスラインが崩れた瞬間をついて得点している。そして日本は、同様のチャンスを攻撃につなげられなかった。

「この大会中に成長している」(加藤キャプテン)日本だったが、多彩な攻撃パターン・冷静な判断力に勝るノルウェーには勝てなかった。

◎予選最終順位◎
1.アメリカ 5勝
2.ノルウェー 3勝2敗
3.スウェーデン 2勝2敗1分け
4.カナダ 1勝2敗2分け
5.エストニア 1勝3敗1分け
6.日本 1勝4敗

◎プレーオフ(現地時間15日)◎
5-6位決定戦 <11:00〜> エストニア − 日本
3位決定戦<15:00〜> スウェーデン − カナダ
決勝戦 <19:00〜> アメリカ − ノルウェー

荒木 美晴


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